mini@scape - 粘土彫刻奮闘記

フィギュア造形イベント出展を目指す、試行錯誤・七転八起の記録

参考書

アナトミー・スカルプティング 片桐裕司 造形テクニック

投稿日:

粘土彫刻を始めたばかりの私にとって、この本の内容は、今現在の私の粘土陽刻におけるすべての基礎になっています。
いわゆる「萌え系フィギュア」の作り方を解説した本は良く目にするし、私もいくつか購入しましたが、そのいずれとも違う一種異様な内容の本です。

では何がそんなに「異様」なのか。

それは、「こんな感じに」とか、「こういうラインで」などというある種の曖昧とも思える表現は一切なく、ただひたすら「本物を見ること、観察すること、知ること」の大事さをこれでもかと説き続けるものだからです。

とはいえ、見たものを寸分違わず粘土彫刻に落とし込むことは、人間の目で見ている以上、脳で考えている以上あり得ません。
そこで大事になってくるのが「らしさ」という考え方です。

どうして「男性らしく」見えるのか?
どうして「女性らしく」見えるのか?
なぜ「立っているように」「座っているように」「走っているように」見えるのか?

普段私たちが何気なく行っている姿勢が、動作が、いったいどうなっていれば「そうしているように」見えるのか?

そういったことに気づけるヒントがたくさん詰まった本だと、私は思っています。

小手先の技術ではありません。
もっと手前の、「立体を立体としてとらえて表現するための見方・考え方」がぎっしり詰まった本です。

この本の中には、片桐氏が手がけた数々の映画にまつわる作品の他、

●人間の頭蓋骨の彫刻
●その頭蓋骨を元に筋肉を付けた人間の顔の彫刻
●男性の全身フィギュアの彫刻
●女性の全身フィギュアの彫刻
●老人の胸像の彫刻
●子供の胸像の彫刻

これらの作例が掲載されています。
すべて制作の流れを追ったものなっており、「らしさ」を表現するための美術解剖学的な切り口も交えて解説してくれています。

私にとっては、「こんな教本を探していた!」と、まさに我が意を得たりという本で、私の粘土彫刻におけるバイブルとなっています。

スポンサーリンク




スポンサーリンク




-参考書
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

アニマル・モデリング 動物造形解剖学

前作の「アナトミー・スカルプティング」に続く、片桐裕司さんの著書第2弾。 今回のテーマは「動物」です。 比較的人体の構成に近いチンパンジー、ゴリラ、動物園などでも見ることができるウマ、ゾウ、ライオン、 …

管理人タカハシススムについて

とあるゲームのクリーチャーをみて「コレ作ってみたいな」と思ったのがきっかけで、粘土彫刻を始めたずぶの素人。
オリジナルデザインのキャラクターやクリーチャーを作って、イベント出展するのが夢。
本業はWebデザイナー。5tools Designという会社をやってます。

アーカイブ